恐怖体験談、
特大サイズが生んだ悲劇
1周20分なんて
会話がもつか!
ビッグ8
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姫路セントラルパーク(通称:姫セン)には隠れた人気者、いや隠しても隠しきれない巨大な人気者がいる。高さ85メートル、園内を360度見渡せる特大の観覧車、ビッグ8だ。そんな文字通りの「大物」に今、実際に乗車されたお客さまから特大のクレームが集まっているというのだから驚きだ。その原因は、たったひとつ。その「大きすぎる」サイズ感が、とんだ悲劇を生み出しているらしい。大きいが故に周りきるのにも当然時間を要するわけだが、その実、なんと一周約20分!その「長時間」が、コロナ禍においてコミュニケーションが希薄となった我々日本人にとんだ災難を巻き起こしているのだという。実際にビッグ8にて「恐怖の体験」を味わうこととなった一人の男性客に話を伺うことができた。以下、その内容である。
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ヒメシュンホーです。どういった恐怖体験を?
「営業周りの帰り道、ふとしたキッカケから、気の合わない上司と姫センの観覧車に」
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どんな状況ですか。
「せいぜい5分程度かと、たかを括ってたんです。なんとなく景色見てたら終わると」
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そうしたらいっこうに、
「ええ。いっこうに終わらない!右の窓から景色を眺め続け、それもしんどくなって左の窓に切り替えると当然、」
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仏頂面の上司の顔を通過することになると。
「そう!仕方なしに、眼下に広がるヴィーナスGPのレールがグネグネと迫力あったんで、すごいですねーなんて言ったら」
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まるで不安定なキミの業績のようだね、とか?
「それーーーー!!!」
ビッグ8は園内の高台に位置し、一周700円、フリーパスでも利用可能、雨天時も利用可能とのこと。個室内が荒天にならぬよう、願うばかりである。